お供馬の走り込みで知られる加茂神社
菊間川沿いの道を数キロ上って行くと左手に加茂神社が見えます。瓦はもちろん菊間瓦です。毎年10月第3日曜の秋祭りには愛媛県の無形文化財に指定されているお供馬の走り込みが行われます。はち巻き、たすきがけ姿の少年騎手が、色鮮やかな銀糸の刺しゅうで飾られた化粧鞍の馬にまたがり、「ホイヤー」と声をかけながら300mある馬場を一気に駆け抜ける勇ましいお供馬の走り込み。菊間町は昔、京都賀茂別雷神社の神領だったということで、その競馬(くらべうま)の流れを汲んでいると言われます。おそらくは農作業に使われていた馬をねぎらう意味もあり、秋の収穫祭にあわせて行われていたものだと思われます。
お供馬ばかりが脚光を浴びていますが、神輿も決してひけをとりません。すでに前日の早朝に宮出しを終えた各神社の神輿が一同に集まりお供馬の走り込みのあと境内を練ります。大小の御輿が土埃をたてながら走り、練り歩き、はちあわせます。その後、それぞれの町へ出ていくのです。その日のうちに宮入をする事は希です。そのほか境内では継ぎ獅子や半面の牛鬼など繰り出し、にぎやかに祭絵巻が繰り広げられます。
住所 | 〒799-2303 愛媛県今治市菊間町浜1989 |
電話番号 | 0898-54-3132 |
Webサイト | http://kamoj.sakura.ne.jp |
営業時間 | – |
休業日 | – |
駐車場 | – |
入場料 | – |