しまなみ海道「今治」探訪

ボランティアガイドと巡る今治「より深く今治を知りたい、歴史を学びたい!ボランティアガイドがご案内します!」

ボランティアガイド同行!バスで巡るしまなみの旅

 

バスで巡るしまなみの旅 観光コース(例)

楽しいボランティアガイドさんと!

ボランティアガイドさん

 旅行代理店等によるご依頼で、観光ボランティアガイドの方が同行してくれます。この日同行してくださったのは、ガイドの白石さん。歌が好きな楽しい女性ガイドさんです。白石さんの他にも十数名のガイドさんが今治地方観光ボランティアガイドとして在籍されています。個性豊かなガイドさんがたくさんいらっしゃいますよ。(笑)

 出発して、今治北インターチェンジから来島海峡大橋へ約20分。世界初の3連吊橋の来島海峡大橋を渡る間、造船業が盛んな今治の町のこと、昔の塩田のこと、興味深いお話盛りだくさんで盛り上げてくださいます。でも添乗員さんやバスガイドさんではないので、そこのところはご了承下さいね。

絶景ポイント!亀老山に到着

絶景ポイント

 ひとつめの観光スポット亀老山に到着です!ここがしまなみ海道最大の絶景ポイント。世界初の3連吊橋の来島海峡大橋を上から見ることができます。近未来的なデザインの展望台からは360度の大パノラマが!素晴らしい眺望!

亀老山
亀老山

 黄金の観音像を背負った亀の伝説からこの山が亀老山と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。展望台の入り口には、特産の大島石でできた亀の像がありました。展望台は建築家、隈研吾氏設計。「見えない展望台」地形の中に埋没させることにより周囲の景観にダメージを与えないよう、外からは展望台が見えないように設計されています。展望台にはいつの頃からか「愛の鍵」がかけられるようになったそうで、恋人達にも人気のデートスポットのようです。うらやましい~。

亀老山
亀老山

水軍の歴史ロマンを味わおう!

潮流体験
潮流体験 潮流体験

ガイドさんたちに見送られながら出航!

 亀老山をあとにし、次に到着したのは、宮窪町にある村上水軍博物館前。ここでは博物館を見学する人と、船に乗り潮流体験をする人とに分かれます。せっかくなので今回は潮流体験に参加してみることにしました。博物館前の桟橋から船に乗り込みます。救命胴衣を着用して、皆の準備が整ったところで出発です。ガイドさんや、博物館見学チーム(笑)の皆さんに見送られながら出航!!

村上水軍博物館
潮流体験

激しい潮の流れは大迫力です。

船長さん

ユーモアたっぷりの船長さん。途中でエンジンを止め、潮の速さで船が流される様を体感させてくれました。

 ぐんぐんとスピードを上げる船。潮の流れの早さを目のあたりにして、その迫力に圧倒されっぱなしです。まるで渓谷の急流のように激しく流れる潮流!激しい水しぶきに乗客から歓声があがります。古くからこのあたりの海は、瀬戸内海を往来する船にとって“最大の難所”といわれてきたそうです。船長さんの話によると能島の周囲は最大10ノット(時速約18km)にもなる潮流が渦巻くのだとか。潮流をかき分けるように船は進みます。途中、能島のすぐ近くまで船が接近。修復されている海岸の石積みや船着場を間近で観ることができました。村上水軍博物館前を出発し、能島城跡・船折瀬戸・見近島・伯方・大島大橋をめぐる迫力あるクルージング。戦国時代瀬戸内海を制した村上水軍のふるさとを間近にみられることから、歴史ファンはもちろん、子供から大人まで楽しめます。村上水軍の歴史ロマンに浸りながら、それを育んだ自然のすばらしさを体感できました。潮流体験は40分ほどです。(料金は一般1,000円)

潮流体験
潮流体験

水軍城があった能島。現在発掘調査がすすめられています。

潮流体験
潮流体験

宮窪沖に浮かぶ島、能島や、鶏小島、鵜島、鯛崎島などの近くまで接近。

潮流体験

鯛崎島に立つお地蔵様。海の安全を見守ってくれているようです。

潮流体験

伯方大島大橋の真下を通ります。橋を真下から見る機会なんてめったにありませんよね!?

伯方島へ。マリンオアシスでちょっと休憩。

 ふたつめの島、伯方島に到着しました。最初に立ち寄ったのが道の駅「マリンオアシスはかた」。すぐ目の前に広がる海。開放感たっぷりのスポットです。こちらで10分から15分ほどトイレ休憩をかねてバスを降ります。柑橘をはじめとした地元の農産品や海産物などが販売されていました。短時間ですがお土産買っちゃいました!

マリンオアシスはかた
マリンオアシスはかた

風光明媚な鶏小島キャンプ場

鶏小島キャンプ場
鶏小島キャンプ場
鶏小島キャンプ場

 自然の中にきれいに整備されたキャンプ場です。伝説の残る鶏小島と船折瀬戸を望むことができます。さきほど潮流体験で船に乗ったあたりが良く見えます。こちら側から見るとまた違った景色のようにも見え、不思議。船折瀬戸は船が折れるほど激しい流れがある海域で、このキャンプ場と少し有津側の船折瀬戸展望台からの景色はしまなみ海道の中でも1、2を争う絶景ポイントだそうです。

大三島で昼食

 最後の観光地大三島に到着したのが、お昼過ぎでした。各自昼食をとり、大山祇神社や宝物館の見学、付近を自由に散策します。まずは昼食をとろうとお店を探しますが、激安の海鮮丼が人気の「大漁」さんには長蛇の列!さすがにこの行列に並ぶと時間が足りなくなるので諦め、近くの「せとうち茶屋」さんにて鯛めしとあさりラーメンのセットをいただきました。

大漁

大山祇神社前の食事処「大漁」はいつも行列です

鯛めしとあさりラーメンセット

せとうち茶屋の鯛めしとあさりラーメンセット

古い家

宮浦港からの参道は商店街になっています。古い家が残っていました。

大山祇神社

大楠

樹齢2600年といわれる大楠

大山祇神社

 大山積神を祭神とし、全国の山祇神社、三島神社の総本社であるここ大三島の「大山祇神社」。しまなみ海道でも有数の観光スポットです。境内には樹齢2600年といわれる楠の大木があり、宝物館には多くの国宝や重要文化財が展示されています。ここでは神社をお参りしたり、宝物館を見学したりと出発までの時間を自由に過ごすことができます。ボランティアガイドさんに、気になることをいろいろと質問すると丁寧に教えてくださいました。さすがに知識豊富なガイドさんです。

 近くには大三島美術館や藤公園、宝物館や海事博物館など見所はたくさんあります。私は、昼食をとり、大山祇神社をゆっくりと参拝し、宮浦港から神社までの参道(商店街になっています)を散策することにしました。途中でソフトクリームを買ったり、写真を撮ったりしながら時間を気にせずのんびりと過ごしました。

総門
境内

大山祇神社境内

宝物館

大山祇神社の宝物館

←688年ぶりに再建された大山祇神社の総門(この時は一部工事途中でした)

道の駅「多々羅しまなみ公園」

 大山祇神社を出発して10分ほどで、多々羅大橋のたもと、道の駅多々羅しまなみ公園に到着。ここが今回最後の立ち寄りスポットになります。あとは今治駅に向けてノンストップで帰るのみ。「多々羅しまなみ公園」には元産品やおみやげを販売しているショップやレストランがあります。最後にここでお土産を買いました!

多々羅夢岬

多々羅夢岬には土産物店やレストランがあります

多々羅大橋

多々羅しまなみ公園は大三島と生口島とを結ぶ「多々羅大橋」のビューポイント

しあわせの鐘は多々羅大橋とノルマンディー橋の姉妹提携を記念して設置されたもの→

しあわせの鐘

 多々羅しまなみ公園を出発したのが、午後2時半。あとは今治に向かって帰るだけです。帰りのバスの中でも、ボランティアガイドさんの楽しいお話や今回の旅の思い出話に花が咲き大いに盛り上がりました。帰る頃には仲良くお話をしたりと、とてもアットホームな雰囲気。ステキな旅の思い出がまたひとつ増えました!

 朝9時に出発して、午後3時まで、ちょうど半日効率的に観光スポットを巡ることができ、またボランティアガイドさんの詳しい観光案内をしていただけるのはかなりお得でオススメですね!