入賞作品紹介
第12回 四国・今治地方観光写真コンテスト入賞作品
今治地方の美しい風景を撮られた、応募総数1,321点(ジュニア部門も含む)の作品の中から、今回60作品(ジュニア部門3作品)が入賞作品として選ばれました。その全ての作品をギャラリーとして公開しています。今治地方の魅力を写真から感じていただけたらと思います。
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最優秀賞
最優秀賞:勇姿
氏名:福本 満
撮影地:菊間港(菊間町)
撮影日:平成28年10月15日
【審査員講評】
菊間祭りのお供馬の走り込みは過去に多数の入賞作があり、疾走の瞬間を捉えた力作を何点も生み出しています。この写真は視点をガラッと変えて静的な画面で、タイトル通り馬と子どもたちの「勇姿」を捉えて目を引きました。走り込み当日の緊張感とは少々異なるのどかでカラッとした雰囲気が出色です。前日の顔見世のひとこまのようですが、背景に海を選んだこと、順光の力強い光線を生かしたこと、そして右端の赤い灯台が効果的です。
一席
一席:進水式が始まる
氏名:乗松 賢二
撮影地:矢野造船(小浦町)
撮影日:平成28年12月20日
【審査員講評】
進水式の写真も造船の町今治ならではです。昨年二席に入賞したしまなみ造船の「進水式」も高揚感と浮遊感溢れる良い写真でしたが、この作品もシャンパン割りの瞬間を捉えて見事です。舳先の巨大さと構造美をタテ画面いっぱいに構図して、赤と黒の対比が鮮明です。紅白の幕も重要な脇役ですね。よく見るとシャンパンの首の部分がちゃんと写っていて、瞬間を写し止めることができる写真ならではの面白さが生きました。
鈍川温泉郷特別賞・二席・今治市長賞
鈍川温泉郷特別賞:雪のとんど祭り
氏名:豊嶋 啓仁
撮影地:鈍川わらじし会場(鈍川)
撮影日:平成29年1月15日
二席:海峡の日ノ出
氏名:加藤 学
撮影地:大角海岸(波方)
撮影日:平成29年1月1日
今治市長賞:同行二人
氏名:安野 孝
撮影地:栄福寺(玉川町八幡)
撮影日:平成28年12月3日
(公社)今治地方観光協会会長賞・三席
(公社)今治地方観光協会会長賞:応援ありがとう
氏名:石山 正昭
撮影地:鈍川(玉川町)
撮影日:平成28年11月20日
三席:神様お願い
氏名:長谷 由美
撮影地:野間神社(今治)
撮影日:平成28年5月3日
三席:朝日に映える
氏名:藤井 輝政
撮影地:糸山公園(今治)
撮影日:平成28年6月14日
しまなみ海道特別賞
しまなみ海道特別賞:大三島橋を快走中
氏名:田窪 道篤
撮影地:鼻栗(大三島)
撮影日:平成28年10月30日
しまなみ海道特別賞:夏の風物詩
氏名:竹内 良弘
撮影地:カレイ山展望(大島)
撮影日:平成28年8月13日
しまなみ海道特別賞:来島海峡大橋と海王丸
氏名:村上 悟
撮影地:馬島(今治)
撮影日:平成28年11月2日
入選
入選:男の仕事
氏名:赤瀬 昭平
撮影地:しまなみ造船所(伯方町叶浦)
撮影日:平成28年10月4日
入選:祭りの日
氏名:阿部 高嗣
撮影地:綱敷天満神社(桜井)
撮影日:平成28年5月5日
入選:おんまく花火
氏名:池田 直哉
撮影地:椋名漁港(吉海)
撮影日:平成28年8月7日
入選:火渡り
氏名:上野 登志
撮影地:無量寺(朝倉)
撮影日:平成28年3月27日
入選:不夜城
氏名:岡本 一志
撮影地:太陽石油(菊間町)
撮影日:平成29年1月4日
入選:獅子奮迅
氏名:尾崎 雄一
撮影地:野間神社(神宮)
撮影日:平成28年5月3日
入選:横綱の入場
氏名:小野田 譲
撮影地:加茂神社(菊間町)
撮影日:平成28年10月16日
入選:雲間の一瞬
氏名:河合 英清
撮影地:糸山公園(小浦町)
撮影日:平成28年2月6日
入選:夏の赤灯台
氏名:菅 初雄
撮影地:唐子浜海岸(桜井)
撮影日:平成28年7月3日
入選:祭りの朝
氏名:窪田 保孝
撮影地:大浜港(大浜)
撮影日:平成28年10月9日
入選:星降る来島
氏名:芝崎 静雄
撮影地:波止浜(波止浜)
撮影日:平成29年1月1日
入選:力を合わせて櫓をこいで!
氏名:高石 勝良
撮影地:宮浦港(大三島宮浦)
撮影日:平成28年7月17日
入選:初春の風
氏名:多田 美津子
撮影地:大角海浜公園(波方)
撮影日:平成29年2月23日
入選:イカリのモニュメント
氏名:長井 佳子
撮影地:藤山健康文化公園(大西)
撮影日:平成28年6月2日
入選:霧の来島海峡
氏名:坂東 靭彦
撮影地:砂場漁港(砂場)
撮影日:平成28年6月20日
入選:祭りの伝馬船
氏名:檜垣 仁五
撮影地:大浜漁港(大浜町)
撮影日:平成28年10月9日
入選:飛翔
氏名:藤原 利忠
撮影地:蒼社川の河口(東鳥生)
撮影日:平成28年8月26日
入選:おんまく花火
氏名:村上 哲朗
撮影地:今治城前(今治)
撮影日:平成28年8月
入選:冬の祭り
氏名:山田 省三
撮影地:波止浜町内(波止浜地区)
撮影日:平成29年1月15日
入選:ゆめしまをゆらすヒーロー
氏名:山本 一正
撮影地:弓削大橋弓削側(上島町弓削)
撮影日:平成28年2月28日
佳作
佳作:金龍満開
氏名:秋山 真人
撮影地:掌禅寺(菊間)
撮影日:平成28年3月31日
佳作:古城を飾る
氏名:伊藤 一春
撮影地:今治城(黄金町)
撮影日:平成28年8月7日
佳作:力の限り
氏名:井上 雄次
撮影地:大島
撮影日:平成28年7月31日
佳作:八幡渦の海峡
氏名:岡田 稔
撮影地:来島海峡急流観潮船の船上
撮影日:平成28年2月11日
佳作:開山朝景
氏名:岡田 真美
撮影地:開山公園(伯方町伊方)
撮影日:平成28年4月26日
佳作:島の秋祭り
氏名:柿原 学
撮影地:大三島(大三島町)
撮影日:平成28年9月17日
佳作:架け橋
氏名:楠本 毅
撮影地:自転車歩行者道(砂場町)
撮影日:平成28年6月26日
佳作:秋の鈍川渓谷
氏名:在間 仁美
撮影地:鈍川(玉川町)
撮影日:平成28年11月20日
佳作:今年も会えたね!!
氏名:宰務 裕子
撮影地:サンライズ糸山(今治)
撮影日:平成28年3月7日
佳作:跳る鎖
氏名:佐々木知博
撮影地:檜垣造船(小浦町)
撮影日:平成28年4月12日
佳作:楽しい祭り
氏名:塩崎 信好
撮影地:素鷲神社(大西町)
撮影日:平成28年5月14日
佳作:光のシャワー
氏名:鈴木 勝男
撮影地:東村海岸(東村)
撮影日:平成28年12月17日
佳作:つわぶきの咲く朝
氏名:武下 巧
撮影地:大角の鼻(波方)
撮影日:平成28年11月18日
佳作:三番叟(さんばそう)
氏名:中川 雄喜
撮影地:豫中神社(玉川町)
撮影日:平成28年5月8日
佳作:躍動・子供獅子
氏名:橋本 隆之
撮影地:民家・庭(上浦町井口)
撮影日:平成28年9月17日
佳作:瀬戸の春
氏名:松本 茂
撮影地:大角海浜公園(波方)
撮影日:平成29年2月18日
佳作:橋の下からのライトアップ
氏名:松本 貢
撮影地:糸山公園(砂場町)
撮影日:平成28年9月15日
佳作:帰り道
氏名:村上 孝子
撮影地:大三島
撮影日:平成28年10月
佳作:フェイス
氏名:山本 健太郎
撮影地:檜垣造船所(小浦)
撮影日:平成28年9月1日
佳作:躍動
氏名:芳之内 恒夫
撮影地:宮浦港(大三島)
撮影日:平成28年7月17日
奨励賞
奨励賞:唐子浜朝景
氏名:加藤 学
撮影地:唐子浜海岸(古国分)
撮影日:平成28年12月18日
奨励賞:接戦
氏名:窪田 保孝
撮影地:宮窪港(大島)
撮影日:平成28年7月31日
奨励賞:静寂
氏名:芝崎 静雄
撮影地:今治城(今治)
撮影日:平成28年1月2日
奨励賞:早暁
氏名:多田 美津子
撮影地:唐子浜海岸(古国分)
撮影日:平成28年10月31日
奨励賞:糸山縦走
氏名:長谷 由美
撮影地:糸山(今治)
撮影日:平成28年3月12日
奨励賞:雪中のとんど焼き
氏名:乗松 賢二
撮影地:鈍川わらしし会場(玉川町)
撮影日:平成28年1月15日
奨励賞:雲上の大橋
氏名:藤井 輝政
撮影地:糸山公園(今治)
撮影日:平成28年6月14日
奨励賞:池畔に咲く
氏名:松本 茂
撮影地:長沢(湯浦)
撮影日:平成28年7月31日
奨励賞:荒波を受けて
氏名:安野 孝
撮影地:西浦(波方町)
撮影日:平成28年1月19日
ジュニア部門
グランプリ:長い…
氏名:松島 エルナン 健太(13歳)
撮影地:多々羅大橋(大三島町)
撮影日:平成28年10月9日
ホープ賞:歴史を守る小さな騎手
氏名:松島 哲 ルカス(17歳)
撮影地:加茂神社(菊間町)
撮影日:平成28年10月16日
ピュア賞:獅子も休憩
氏名:大河内 三郎(12歳)
撮影地:本町(本町)
撮影日:平成28年8月6日
総評 写真家・前田 晃
第12回を迎えた四国・今治地方観光写真コンテストの審査を昨年にひき続き担当させていただきました。予備審査のため前日に今治入りをして、応募総数1,300余点の作品をすべて拝見してから公開審査に臨みました。審査にあたっては「視点」を重要視しました。新しい視点、自分なりの視点がよく表出している写真を選び出すよう心がけ、また実際そうした作品が上位入賞を果たしたと思います。
今治ならではの定番の写真も重要ですが、定番であっても、やはりそこに新しい視点が必要です。さらに言えば、新しい視点で新しい今治を再発見してほしいものだと願っています。
昨年は1年目で、無我夢中で全応募作を拝見しましたが、今回は多少余裕を持って、予備審査を行うことができました。1,300余点の作品を拝見するうちに、この1年間の今治の一番良い所を、短時間で追体験しているかのような感覚を覚えました。今治は3度目ですが、祭りや行事などは全く実体験がありません。それでもお供馬の走り込みや継ぎ獅子など、自分の目で見、肌で感じたような気がしました。これも写真の効用といえるでしょう。風景でもスナップでも、写真に撮影者の思いが込もっていて、かつ生き生きと表現されているかが重要です。今後とも、そうした力作が多数寄せられることを期待してやみません。
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