入賞作品紹介
第15回 四国・今治地方観光写真コンテスト入賞作品
今治地方の美しい風景を撮られた、応募総数1,333点(一般部門 896点、Instagram部門 437点)の作品の中から、今回72作品(一般部門 46作品、Instagram部門 26作品)が入賞作品として選ばれました。その全ての作品をギャラリーとして公開しています。今治地方の魅力を写真から感じていただけたらと思います。
※写真をクリックすると、拡大表示されます。
最優秀賞
最優秀賞:親子で楽しむ あかりプロジェクト
氏名:石山 正昭
撮影地:来島海峡展望館前(今治)
【片岡 講評】
シルエットで表現された親子の後ろ姿から感じる家族の暖かさ、未来への希望、そしてそれらが来島海峡大橋の主塔によって一つのテーマにまとめられています。竹灯りと親子という一見陳腐になりがちなモチーフが、しまなみ海道という背景を背負うことで地元今治への愛が表現されたのではないか、と感じました。素敵な作品に感謝です!
【竹國 講評】
縦一直線に光を重ねた構成。「いまばりあかりARTプロジェクト」は西日本豪雨災害からの復興の一助とする目指すものとしての背景があります。その背景と、この作品の持つメッセージがリンクして「復興の先に明るい未来へと伸びていく」この作品から感じます。雨上がりを計算して撮影に挑まれたのだと思いますが、地面が濡れていてより印象的な光の演出がこの作品を素晴らしいものにしています。そこにある温かい親子愛から、今治の温かい未来が描かれている。作品から作者の今治への熱い思いを感じ取ることができました。
しまなみ海道特別賞
鈍川温泉郷特別賞
今治市長賞・(公社)今治地方観光協会会長賞
入選
佳作
奨励賞
観光ポスター賞
観光カレンダー賞
インバウンド賞
インスタグラム部門
最優秀賞
最優秀賞:浪打ち際
@nishikaze3578
【片岡 講評】
この波打際に打ち寄せる波は、日本海でも太平洋でもなく紛れもなく瀬戸内のそれです。遠い昔、天保山の砂浜がまだ健在で、そこで遊んだ幼い頃、当時の波音が今ここに蘇ったような気持ちです。
【竹國 講評】
瀬戸内海の砂浜ならではの波打ち際。太陽に照らされてまるで「青い宝石箱」を覗いているような気持ちになりました。この作品は一見簡単そうに見えますが1:1の正方形となるアスペクト比を意識して右下から左上へと対角線に繋がっていくように構図を作られています。背後に続くキラキラと輝く"玉ボケ"がとても美しい一枚です。
入選
入選:しまなみ海道の夕日の中を走るバス
@nakae_jya
入選:今治おんまく花火
@yasuo.smile
入選:2月の来島海峡大橋
@mihiro245
入選:光れ合い
@pea_ch16
入選:最高潮
@tengoku3179
入選:春爛漫
@koikeyasuko
入選:継ぎ獅子登場
@toshiueno0419
入選:唐子浜の赤灯台(旧コノ瀬灯標)
@ta16520
入選:わーい道ができた!
@uun09522
入選:茜空の菊間祭り御輿
@nagaitoshiyuki
佳作
佳作:ご縁
@haru.japan.haru
佳作:高い高~い
@ray_ka01
佳作:飛ぶが如く
@snowmanq1210
佳作:秋晴れの渚
@_shino_photo_
佳作:みぃつけたっ!
@kayakororin
奨励賞
奨励賞:一方向に足を運ぶ
@purpleatsu
奨励賞:記念撮影 with ワラシシ
@eiji.takashima
奨励賞:今年も咲いたね
@ponnpokoponnpoko2
奨励賞:ふたりだけ
@tsukadon711
奨励賞:ゴールデンアワー
@shimanami856
総評
片岡 正一郎
(Shoichiro Kataoka)
以前から公開審査など拝見させていただき、「観光写真コンテスト」という特異なジャンルを今回とても興味深く拝見させていただきました。観光というくくりに込められた地元の思いと外からの期待、若干のすれ違いもありながら、それでも「写真」で表現することに収斂させてゆく中で、慣れ親しんだ地元に新たな観光資源が再発見される。こんな面白くも素晴らしいコンテストは他に類を見ないでしょう。たくさんの応募の中から過去の入賞作品にとらわれず、新しい表現にチャレンジした作品に出会えたことは、写真家として望外の感激と喜びでした。
竹國 照顕
(Teruaki Takekuni)
本当に沢山の美しい作品、迫力ある作品、楽しいが活き活きと伝わってくる作品、美的センスにあふれる作品…、審査をする中で「上手いなぁ~」と私自身勉強になるとの思いを感じながらみさせて頂きました。新しい視点、新鮮な瞬間、そうした作品が沢山ある中で、入賞に輝いた作品の数々。受賞した皆さまおめでとうございます。そして惜しくも受賞の逃した皆さま、もっと入賞枠があったら良いのにと思う作品が沢山ありました。これからもっともっと上手くなっていくと感じる作品も沢山ありました。また来年を楽しみにしております。